早期リタイアを目指すブログ

投資と年金で早期リタイアを目指します

【投資】FIRE 4%ルール について思うこと

こんにちわ。こんばんわ。


FIRE(Financial Inependence Retire Early)という言葉がよくあちこち
で、見られるようになってきました。例えば、年間300万円(月25万円)
支出する前提では、利回り4%として


  300万円÷0.04=7500万円


7500万円あれば、資産の目減り無しで、リタイアできるというものです。
しかし、税引き後※の配当であることとを考慮すると、5%、更にインフレ
2%までを考慮すると、名目7%程度の利回りが必要となってきます。


この名目7%を株式中心(株:債権=80:20)に投資して得る必要があると
いうものです。今までの米国なら分からない数字ではありません。


理屈も分らないでは、ありません。

でも、お金持ちはコップの中の水はけっして飲まない。

コップからこぼれ落ちた水だけを飲んでいる。


だからお金をいくら使ってもお金が無くならないのさ。


お金持ちはさらに、こぼれた水すらもまた新たなコップに移して満杯になるまでジッと待つ。こうしてどんどん満杯のコップを増やしていくんだ。


そしてまたコップから水が溢れたら、その水を飲むんだよ。

     浦田 健氏の著書『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよう
             起業家の父から愛する子へ33の教え』より                    


            ・・・魚の釣り方を教わっても簡単に釣れないのですけど。
       スーパーで買った方が安くつくし。( ̄∇ ̄;)


しかし、リタイア後に7500万円全額ほぼ全てを、これらのハイリスクな
投資に充てて運用していくことは、現実的では無い思います。
メンタル面から見ても、かなりしんどいと思います。私は無理です。
(これだけの資産を準備するのもかなり大変かと思います。ただ、この
 ような資産をインデックスだけで築けた先人の方や時間がとれる若い
 人は、あまり抵抗がないのかもしれませんね。


むしろ、それだけメンタルが強い人であれば、リタイアする必要性も
無さげな気さえしてきます。まあ、仕事とは、違うと思いますが。


そもそも、死ぬ間際まで、元本全てを残さないといけない理由はないと
思いますし、その残った資産の使途もわかりません。(相続???)


更にわからないのは、年金を全く当てにしないという部分です。
そもそも年金は、GPIFが運用していて、これらも、割合は違いますが、
株式(海外・国内)、債券、他でバランスさせているので、全くなくなる
ことはない、減額はあっても、ある程度は見込める前提でいかないと、
おかしな話になります。

つまり、GPIFの運用だと破綻するけど、自分の運用だと破綻しないから
大丈夫だよと言い切っているようなもので、大きな矛盾が生じます。


あと、税金に関しては、全て配当や売却益で受けとってしまうと、20%源泉
徴収か、確定申告しても、所得税・住民税・国保までを考えると、それなり
に支払う必要が出て来ると思います。
利回り7%に織り込み済みとはいえ、税制も変わるかもしれません。
ここは、計算していませんが、口座をいくつかに分けて、口座単位で、源泉
徴収・確定申告と分けても、それなりに支払う必要が出てくるでしょう。
どなたか、いくつか、ケースを想定して、所得税・住民税・国保トータルの
試算をして頂ければ助かります。トレードオフの関係になると思います。


なので、私自身が考えているのは、全資産の何割かを投資・運用にまわし
残りは、元本保証の非リスク資産(インフレリスクはあります)にして、
インフレに弱い後者を先に取り崩し、年金を当てにする形
 になります。


私が描いているイメージは、次のような感じになります。


Aの部分:リスク資産を運用(例えば、名目1~2%※)
     非リスク資産から取り崩し,
     年金無し


Bの部分:リスク資産を運用(例えば、名目1~2%※)
     非リスク資産から取り崩し,
     年金考慮


Cの部分:リスク資産を運用(例えば、名目1~2%※)しながら、取り崩し
     年金考慮


     名目は、日本での仮定です。米国ではありません。
      ちょっとしたインフレを見込むと簡単に資産は尽きてしまいます。


配当もそうですが、たなぼた、節約で浮いたお金が出てくれば、可能な範囲で
インデックスへ入れていこうとは思っています。
節約で浮いたお金を運用・複利効果を働かすことが出来れば、物凄く大きい。


【投資】積立投資と一括投資はどちらが良いか - 完全リタイアを目指すブログ

【投資】積立投資と一括投資はどちらが良いか ② - 完全リタイアを目指すブログ


ゴールドは、リスク資産の方に入れています。先々のインフレには株式、
悪性インフレにはゴールドが輝いてくれればと願っています。

ゴールドは株式には負けますが、インフレ時の名目金利は、結構高くなり
ます。(ゴールドの実質金利は、理論上はゼロなので)
スタグフレーション時のパフォーマンスは、ゴールド>株式。たぶん。


【投資】実質金利とゴールド - 完全リタイアを目指すブログ


【投資】ゴールドを持つ意味 - 完全リタイアを目指すブログ


年金受給の開始後は、50~70%は年金に頼る形です。


    ⇒全て自分で準備しよう! 60歳以降もずっと働けー! どちらも無理です。


  長生きリスクは、保険でもある年金である程度カバーしてもらわないと。


リスク資産と非リスク資産の割合は、実質的・精神的に考えて、リスク
資産の変動・バラツキにどれだけ耐えられるか によると思います。
もちろん、途中、年齢とともにリバランスしても良いと考えます。


預金や保険は非リスク資産としますが、国内債券はリスク資産と非リスク
資産の中間にあたる部分として、分けても良いかもしれません。


と、色々考え、机上でのシミュレーションしてみてはいますが、預金大好き
の家族の了解も得られず、イメージに近づけるのは、なかなか大変です。。。


どうにもならなくなったら、最後は・・・『生活保護』ですかね・・・
とりあえず、そうならないよう、努力はしました。節約もしました。。。と
インフレや税改正まで含めて、全てを想定に入れるのは無理ですからね。


参考)
【リタイア】下流老人・・・ - 完全リタイアを目指すブログ



投資におけるご判断は、くれぐれも自己責任でお願いします。


最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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