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【投資】実質金利とゴールド

こんにちわ。


米国に投資をする上では、物凄く重要な式だと思います(そう思い込んでいます)


 ①実質金利 = ②名目金利(米10年債利回り) ー ③期待インフレ率(10年)

9/2現在

米国債利回り(NY時間11:05)

2年債   0.211(+0.002)

10年債  1.309(0.000)

30年債  1.928(-0.004)

期待インフレ率  2.336(-0.002)

※期待インフレ率は10年債で算出

今、②が1.309%、③は2.336%です。(日々、変わっています)
なので、①実質金利 ≒ マイナス1.02%(10年債で算出) です。


ただ、足元では、FRBは短期的だとは言っていますが、インフレ率が4~5%
以上とも言われています。体感での実質金利は、マイナス3~4%あるいは
もっと低いのではないでしょうか?
つまり、ドルで持っていると、これくらい目減りしていく可能性がある
ことになります。


ゴールドの実質金利は、原理的には≒ゼロ(か、それ以上)です。
今のドルと比較すると、極めて高いんです。


ゴールドは金利が付かない、複利効果もない、よくそう言われます。
そのとうりですし、手数料もかかります。


FIREブームで、4%ルールということが言われています。
〇千万円を株中心に運用しながら取り崩していっても、元本は減らないと
いうものです。一応、インフレ調整後(3%?)とはなっています。
しかし、我々は日本という国で暮らし、円という通貨を使っています。
実質実効為替レートというのを見ると、ドルは円に対して、すごく
過大評価されているのがわかります。
円建てでのS&P500を見ておくのも意味があるかなとも思っています。


短期的と言われているアメリカの高インフレ率が、長期に及んだり
更に上がっていくような展開、実質金利マイナスの深堀では、
株は売られ、債券やゴールドへ流れ込む展開も考えられそうです。
(1980年頃、金は20倍以上に暴騰、スタグフレーションです)
下図(米国)は、右下記載のソースの図に追記したものになります。1年物。

テーパリング(QE:緩和 の縮小)やその後のQT(引き締め・利上げ)
の話がしばしば出てきますが、そう簡単ではないと思っています。
QTは市場からドルを回収する行為です。そうすると、去年の3月に
小さなショックがありましたが、ドルが圧倒的に足りなくなるんです。
で、株やREITを含むあらゆる資産が売られ、暴落します。現金化です。
ゴールドも一時的に下落しましたが、一番早く戻ったのもゴールドでした。


もう一つは、株には、なんとかショックの暴落はつきものなわけですが、
お金が必要な時=株が高い時 とはならない可能性があります。
株式インデックスを買うなら、債権に加えゴールドも少し入れていった
方が良いのではないか?と個人的には、どうしても考えてしまいます。
株も債権も、低成長下でのインフレ、つまり、スタグフレーションには
そう強くはないのではないかと思います。


ゴールドのボラティリティも株とそう変わらないほど高いのですが、今の所、
それなりに実質金利と連動している気はします。(下図参照:10年物)



足元のゴールドの価格は、短期的な実質金利を反映していない気がします。
しかし、短期的ではなく、長期(10年物)の実質金利が-5%とかになると
ゴールドの価格はとんでもなく上昇するのではないか?別の世界が見えてくる

のではないかと妄想せざるを得ません。捕らぬ狸の皮算用 です。
これが、私が、ゴールドを組み入れる理由の1つになります。


果たして、緩和、緩和、緩和できた、米国は、政策金利を上げて市場から
ドルを引き上げる行為、QT(引き締め)を行うことはできるのでしょうか?

株高に依存してきた、米国経済と個人消費を急速に冷やす行為です。
今後のFRBの発言や動きに注目していきたいと思います。


決して、ゴールドだけを推奨しているわけではありません。
最終的な判断、投資はくれぐれも自己責任でお願いします。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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