【投資】小難しい話になりますが。
こんにちわ。
いわゆる、分散投資について、単純化して統計的に考えてみたいと思います。
投資において、リスクというのは、バラツキ(標準偏差)のことです。
なので、上がるのも、下がるのも、リスクになります。
このバラツキをいかに小さくして、リターンを上げるかというのが、
投資の基本だと思います。
で、私は、バラツキを低減するために株の他に金など、他のアセット
クラスを入れるようにしているわけです。
(偉そうに言ってますが、私はまだそれほど株に投資できていません)
金と株は、比較的、相関が低いと言われていますので、仮に両者に
相関が無く、互いに独立であるとするなら、全体のバラツキを
(バラツキ)^2 とすると、 バラツキの2乗;分散と言います。
株だけの場合、金だけの場合は、それぞれ、以下のようになります。
(バラツキ)^2 = (株のバラツキ)^2
(バラツキ)^2 = (金のバラツキ)^2
株と金を組み合わせた場合、分散の加法性より次のようになります。
(バラツキ)^2 =(株バラツキ)^2 + (金のバラツキ)^2
※正規分布が前提です。
例えば、株100円、金100円で、それぞれ、バラツキを3とします。
株のみの場合、バラツキ=3 です。⇒3/100=3%
金のみの場合、バラツキ=3 です。⇒3/100=3%
株と金の場合、バラツキ=ルート(3の二乗+3の二乗)=4.24 です。
⇒4.24/200=2.1%
となり、バラツキの割合としては、株と金を組み合わせる
ことにより、小さくなることが期待できます。
これは、互いに相関の無い株どうしを組み合わせる場合でも同じです。
株と金に相関があると、相関係数を考慮しなければならなくなり、
式がやや煩雑になるので、割愛しますが、負の相関を持つものを
入れていくと、ヘッジ(バラツキ低減)効果は大きくなります。
(リターンは減るかもしれませんが)
参考)過去の記事
この記事のデータは、そういうことを示しているのではないかと、
推察しています。投資と統計にご関心のある方は、下記などが参考に
なるかと思います。考え方のみ参考(株式投資のリスクとリターン)
http://www2.toyo.ac.jp/~mihira/keizaitoukei2014/03_riskreturn/03_riskreturn_slides.pdf
とはいっても、実際の金価格は、先物市場(ペーパー)取引や
金ETFなどで、価格が決まるため、株式相場が暴落した時には、
(少なくとも短期的には)
資金不足のために、金でさえも一時的には売られることがあり
ます。そう、コロナショックの時のように。金の場合はすぐに
回復しましたが、やはり、市場はどこかで繋がっており、短期
的には、現金不足のために売られ、正の相関を持つということを
肝に銘じ、長期的な視点で見ていきたいと思います。ガチホかな。
投資におけるご判断は自己責任でお願いします。
では。
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