早期リタイアを目指すブログ

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【雑感】ちゃぶ台返しが起こった。

こんにちわ。



数日前で、ニュースにもなっていますので、ご存知の方が多いと


思いますが以下の記事。ちゃぶ台返しといかさまが起こりました。



先物取引というのは、私もやったことが無く、詳しくはないのですが


ウクライナ紛争で、ニッケルの価格が暴騰しすぎたため、LMEという


ロンドンの取引所で、取引停止と契約の取り消しが行われたという


話のようです。価格も巻き戻してリセットした様子です。。。



ほっておくと、業者や金属業者等がヘッジのために使うことが多い


ショートが丸焼けになるため、取引を中止にしたらしいです。


その人が証拠金を払えないと銀行に損失が発生するようです。


そこまでは、まあ、ストップ高という概念が無かったらしいので


あり得る話かなとは思っていました。



しかし、契約の取り消しまで行われたのには、耳を疑いました。



これ、株式で考えると、成立した株の売買をなかったことにする


という市場を無視した行為になります。


 ワイ『株Aを1000円で買えた。2000円になったから売ります』


 市場『株Aを1000円で買ったこと、無かったことにするわ』


 ワイ『え?』


 市場『あ、それと、価格も昨日の終値500円に戻しておくから』


というような感じかと思います。


これ、もろに、カウンターパーティリスクを食らった形になります。



金属の場合、踏み上げられたショートは、証拠金を払って差金決済


で解消するか、現物を渡す(15万トンのニッケル?無いやろ。)


必要があったかと思います。認識違っていたらすみません。


お金(証拠金)も現物のニッケルも無いという笑えない話かと。


しばらく、市場を閉めて、その間に現物をかき集めるとか???



例えば、コメックスの貴金属市場では、証拠金を引き上げたりという


途中のルール変更というのは過去にもありましたが。



今回のニッケルで起きたことが、その他の金属や商品、株式で起きない


という保証はどこにもありません。



一番、起こってはいけないことが、起こってしまったかという感じです。


そりゃー、不吉な未来しか見えないわ。



皆さまも、今一度、カウンターパーティリスク(第三者によるリスク) 


というものを考えられてみては、いかがでしょうか。株に限らず。



では。

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