【投資】レバ型商品の利用方法を考えてみた。
こんにちわ。
私は、レバレッジ商品(ETFや投資信託)については、ずっと否定的に
見てきました。また、やらないものリストの中にも入れています。
私が投資しないもの・やらないもの - 完全リタイアを目指すブログ
~レバナス(2倍)、TQQQ、TECL(3倍)のような商品です。
ベア型のダブルインバースなども含みます。
まず、レバレッジ型商品のデメリットについては、他のブログでも
いろいろ、紹介されていますが、思いつくだけで、
・減価していくシステムであること
(これは元の指数の日々の変動率が2倍とか3倍になるように
設計されているため)
・信託手数料が高い
(普通のインデックスの8~10倍。売り手の儲けになる)
・先物を使っているため、乗り換えコスト(見えないコスト)
いわゆる、ロールオーバーのコストがかかっている可能性。
ロールオーバーについては、原油ETFで痛い目を見ました。いい思い出。
まさか、先物とはいえ、原油価格がマイナスになるなんて。
コンタンゴ、バックワーデーション、後で知りました。。。
アルゼンチンのタンゴとは違いますよ。笑
要は『安いものを売って高いものを買う』を繰り返す行為。
・為替ヘッジコスト
・償還リスク、レバ変更リスク
・これらゆえ、取ったリスクに対する期待リターンが低くなる。
などであり、私も、なぜ、レバレッジ型を使うのかな?と不思議に
思ってきました。例えば、3倍型のレバ商品を100万円買うのなら
普通の指数を300万円分買っとけばいいんじゃね?と思ったりして
いました。
しかし、唯一のメリット(メリットと言えるかどうか?ですが)を
見つけました。それは、損失の上限が、投資した金額以上にならない
ということではないかと思います。当たり前といえば当たり前ですが。
要は、上記の例では、幾ら下がっても、(償還されようが、レバを
下げられようが)、損失は投資した100万円以上にはならないと
いうことです。一方で、元の指数に300万円投資した場合には、
半分になれば、150万円の損失、1/3になれば、200万円の
損失となります。もちろん売らなければ含み損ということです。
ただし、レバ型の方は、一旦100万円近くまで含み損となった場合
そのシステムゆえに、元の状態に回復することは無いのでしょう。
この時点で100万円の損失は確定してしまいます。
FXや信用取引における自動ロスカット(強制決済)みたいなもの。
通常の指数であれば、時間を味方にすれば、元に戻る可能性の方が
高いわけですし、過去はそうなってきました。
なので、これらのことを理解した上で、レバ型を選ぶのであれば、
全てを否定すべきではないかな?と考えるようになりました。
短期、自動売買の中で一部の組み入れは有り得る気がしました。
(TQQQやTECLのような即時売買ができるものであれば)
どうでしょう。宝くじの還元率は50%以下ですが、レバ型の
商品の期待値は?15~20年ごとに、30%~半値くらいの
元指数の暴落があるので、ゼロに近づいていくのでしょうか?
あるいは、積立、ドルコスト平均法でいけば、報われることが
あるのでしょうか?これは新しい商品でもあるのでわかりません。
いずれにしても、一括で長期というのは危険な匂いがします。
短期・手動なら、金利払って、レバ2倍で信用取引をするか。。。
もしかしたら、信用取引をやる勇気が無い私のような人のためにある?
それにしても、最近の指数インデックスの手数料競争の激化の
(薄利多売)
中で生まれてきた、とんでもない商品であることには違いあり
ません。手数料ビジネスもここに極まれりということかな。
少し、話がそれましたが(手数料の話はおいておいて)
浮いたお金があるなら、少額&短期前提&複数回売買でやるの
なら面白いのかもしれません。FX等と違って株式はジグザグ
しながら上がる確率の方が高いなら、試行回数を増やせば、
勝ちに収束する可能性はあるかもしれません。上がるか下がる
かの確率論ですから。
例えば、1万円✖3000回の売買を30年間の中で短期で繰り返す
(年100回の売買×30年)
といった感じですかね。感情を入れず試行する。例えですよ
大数の法則 の活用です。
もはや自動売買・AIの世界かもしれません。
上げ相場、下げ相場を排除するため、30年。根拠はありません。
利用するとしたら、そういう使い方が考えらえるかな。
どのくらい、試行回数をとれば、勝ちに収束するのか?
ずっと償還もされずに投信が生き残っていればすごいですが。
まとめ)レバ型商品を活用するとしたら、以下の2つかな?
・少額&短期前提&複数回売買 大数の法則
・少額積立て ドルコスト平均法
~償還されたら、諦める。ゲームオーバー。
私の年齢であれば、ポイント投資なら諦めがつくと思います。
お金より価値が低く、利用範囲も狭く、ポイントが残っている
のを忘れているくらいですから。
特定の金融商品を否定するものでも勧めるものでもありません。
投資におけるご判断は、くれぐれも自己責任でお願いします。
では。