【投資】価値と価格の違い
こんにちわ。
1バレルの石油を買うために必要な金のオンスの数として、
オイルゴールドレシオというのがあります。
最近、石油価格が高騰していますが、では、ゴールドから見た
石油価格はどうでしょう?
上記を見る限り、例えば、2008年と比べると、2022年現在では、
このオイルゴールドレシオは低い値となっています。
2005年、2008年と、0.15を超えています。つまり、1バレルの
石油を買うのに、0.15オンス(約4.7g)のゴールドが必要だった
わけですが、足元2022年2月現在では、0.05オンス(約1.6g)の
(90ドル/バレル ÷ 1800ドル/オンス ≒ 0.05オンス/バレル)
ゴールドで良いことになります。
これは、石油の値段は上がっているものの、ゴールドの購買力は、
石油に対して、落ちていないどころが増していることを意味して
います。つまり、ゴールドの価値保存の機能が働いているとも
言えそうす。
要は、何をものさしとするかで、その商品の価格は変わるという
ことです。商品の価値は変わりません。変わるのは価格です。
パン1個は、50年前であろうと今であろうと、お腹が半分くらい
満たされるだけの価値を持っていて、それ自体は不変です。
通貨の購買力が落ちているだけです。
投資におけるご判断は自己責任でお願いします。
では。