こんにちわ。

いわゆる複式簿記においては、資産の部の反対側に負債の部が

あります。これを、世界の金融全体について大きくとらえれば、

『だれかの資産』は『誰かの負債』ということになります。

なので、理論的には、この負債というのが消滅すれば、資産

というものも無くなります。

株や債券、預金もですが、その裏には負債があるということです。
　　　（信用創造の世界ですので、どんどん増えていきます）

で、私は、最近よく考えるのが、そういうことが実際に起こる

かどうかは別としても、資産の一部を『金融システムの外』に

逃がしておくべきではないかということです。

つまり、現物資産へ逃がしておくことを少しづつでも進めて

おいた方が良いのではないかと考えています。

例えば、エバーグランデなどでも考えられますが、企業などの

倒産に掛ける保険CDS（クレジットデフォルトスクワップ）と

いうのを、金融機関が売り出しており、仮に倒産した時には

相当大きなダメージを受ける可能性があります。

また、当然、今、利払いの問題で騒がれているように債権が

回収できないというリスクも考えらえれます。

世界中にある金融資産は、どこかで、繋がっていると

思います。また、株、債券、デリバティブ、貴金属ETF、

こういったものは、あくまでも、デジタル上の資産であり、

本当に大丈夫かという疑念をぬぐい切れません。

なので、私は、こういう物から切り離されたもの、所謂

カウンターパーティーリスクの無い現物資産が大好きです。

それは貴金属や不動産などに限らずレトルトや缶詰のよう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（防災を兼ねて）
なものであっても良いのかもしれません。
　（つまり、裏に負債を背負っていない、切り離されたものです）

あるいは、自家栽培と言ったものも含まれると思います。

大規模災害などによるサプライチェーンの寸断でも、スーパーや

コンビニから物、商品が消えます。このような時には、お金は

あっても物がない　という状態にすぐに陥ります。

そういう事態に備えておくことも必要かな　なんてよく考えます。

とは思ってはいても、なかなか進みませんけどね。

言うは易し、行うは・・・ですね。

そういう危機感を抱いてしまうような、私の方がおかしいのかも

しれませんけどね。
　　　　　　　　　　　　　　

では。