早期リタイアを目指すブログ

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【投資】DC,イデコの難解な出口戦略①

こんにちわ。こんばんわ。


会社員として長年勤務してると、麻痺してくるというか、節税の意識って
ほとんどないんですよね。そもそも、必要経費は最初から所得控除されていて
ガチガチです。そんな意識は、どんどん削がれていきます。。。


まあ、ふるさと納税(私はやってませんが)、雑所得20万円、譲渡益50万円
とNISA、できるとしても、そのくらいでしょう。(それと表題のやつね。)


今回の話は、DC(企業型の確定拠出年金)、イデコ です。


これ、メリット(デメリットも)が盛んに言われていますが、
出口戦略は結構、難儀かもしれません。法改正も良く見てないといけません。


確かに、拠出する時は、非課税で、所得控除されますから、大きなメリット
になりますし、儲けにも、税金はかかりません。(本来なら退職金であった
部分が、こちらに移管されたりしますで、そこは議論が分かれますけど。)


自己破産しても没収されないようです。現時点ではっきりしている
デメリットとしては、60歳以降までは受給できず、今は凍結されている
特別法人税の復活でしょうか。


あ。そうそう、このイデコ、政府公認の年金なので、税金滞納以外では
差し押さえの対象とは、ならないようですね。例えば、


 生活保護を受けながら、イデコの運用をする なんてのが、
 理論的には可能
みたいです。ちょっとビビリ( ゚Д゚)ました。。。
 (Cubさんのブログで知りました)


話がそれましたが、
今の定年、60歳より前に辞めれば、DCは強制的にイデコに移すことになり
金融機関に手数料を払う必要も出てきますが、それも仕方がないでしょう。


しかし、出口戦略を考えると、頭が痛くなります。


ニッセイ基礎研究所によると、
『確定拠出年金をいつ受け取るか-一人時間差攻撃も選択肢に』という
コラムで、こんな感じで書かれています。


https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=67355?site=nli


退職金だけの場合は、退職所得控除額として、下の様にかなり
多くの控除額が設定されています。これに乗っかればよいでしょう?。
イデコは???

(収入金額(源泉徴収前の金額)−退職所得控除額)×1/2

               =課税対象になる退職金の金額


勤続年数    退職所得控除額

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

20年以下  40万円×勤続年数(80万円未満の場合は、80万円)


20年超   800万円+70万円×(勤続年数-20年)

問題は先に退職金を受け取って、後で、このイデコを受け取る場合、
例えば、早期退職する場合です。そもそも、定年退職するまで、60歳まで、

その会社にいられるかどうかもなんて、わかりませんしね。
(65歳定年制や45歳定年制でどうなるかは、さっぱり分かりませんけど)


現行は、確定拠出年金の受給開始年齢は60歳から70歳である。このため、65歳以降に会社から退職一時金を受け取る人は、60歳の受取開始が可能となり次第早い段階で確定拠出年金を一時金で受け取れば、4年超の期間が空くので、重複期間に応じて退職所得控除が調整されることはなく、それぞれ勤続期間に応じた退職所得控除が適用される(図表4の上)。厳密には、64歳で会社から退職一時金を受け取る人でも、64歳の早い時期に退職一時金を受け取らない限り、重複期間に応じた退職所得控除の調整(減額)を避けることが可能だ。


しかし、60歳で会社から退職一時金を受け取る人は、重複期間に応じた退職所得控除の調整(減額)を避ける手立てがない(図表4の中)。重複期間に応じた退職所得控除の調整(減額)を避けるためには、少なくとも56歳の誕生日を迎える1か月以上前に早期退職する必要がある(図表4の下)。


しかし、来年4月から確定拠出年金の受給開始年齢が60歳から75歳に拡大する。ルールが変更されない限り、60歳に会社から退職一時金を受け取る人でも、75歳で確定拠出年金を一時金として受け取ることで、重複期間に応じた退職所得控除の調整(減額)を回避できる(図表5)。

     ニッセイ基礎研究所 2021年04月01日(上記URLのコラム)より 以下略


14年、、、重複期間に応じた退職所得控除の調整(減額)・・・
このルール、最近まで知らんかったけど、仮に15年ルールと名付けるとします。


このコラムを読んで、認識が正しければ、来年4月以降の法改正を前提にすると
例えば、57歳で早期退職した場合、72歳になってからイデコを受け取れば、
控除枠が復活して、その枠に応じて非課税になるということか???
それとも、控除枠は一旦、リセットされるんやろうか?


そもそも、自分のDC(イデコ)の加入年数がわからんわ、途中から、
移管されたしね。勤続年数=イデコ加入期間なんやろうか???


いや、この15年ルールというものが、そもそも、まだよくわからんわ。
理解ができてないわ。年金相談かなんかで聞いてみるかな?


しかし、認識が仮に正しくても、(40代で早期退職する人はともかく)
健康寿命か、それを超えてから、受け取らんと、控除が利用できない
というのは、なんだかなー
 という気がしました。


年金というからには、やはり、長生きの保険的な意味合いもあるので
しょうね。でも、運用は自分でしなよって言われてるものなんよね。


60~64歳の間は、年金控除額以内を受け取って、72歳で残りを一括で
退職控除を使って、受けとることって、できるのでしょうか?
色々、疑問が湧いてきます。


運用次第で結果も変わってくるし、いつまで運用して、いつ受け取る
べきか。運用期間が長くなるなら、もう少し株式の割合を増やすとか
していくべきなんやろうけど。


イデコの出口戦略、まだ、見えないわ。。。


難解なDC,イデコの出口戦略、その②へと続いていきます。



投資におけるご判断は、くれぐれも自己責任でお願いします。


最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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