【雑感】日銀は引き締めを始めている(謎)
こんにちわ。
円安、止まりませんね。まあ、日銀総裁は、量的緩和を続ける、利上げ
はしないと言い続けております。金利差で円が売られているわけです。
150円までは行かないと思っていましたが、予想を外しました。(´・ω・`)
しかし、下記を見ると、昨年8月から、今年の9月にかけ、前年比での
マネタリーベースの増加率が減少し続けています。
https://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/mb/base2209.pdf
2022年10月4日 日本銀行調査統計局 データより
しかも、この9月は、前年比ー3.3ポイントと減少に転じています。
これは、明らかに、QT、引き締め と同義にとれます。
9月は為替介入してドル売って円が増えたはずだが、これは反映されないのか?
ニュース等では、あまり、取り上げられていませんが、日本は、
利上げを始める前にQEを縮小し、QTへと舵を取っている様子。
謎です。。。
市場へのマネーの供給を減らしつつあるわけですから、この影響が
そろそろ、為替や株価へ現れてきてもおかしくはないと思うのは
私だけでしょうか。
参考)以下の方がそのことについて触れられております。
株山人の投資徒然草 : 日銀の「謎のQT(量的引き締め)」を追う(1)
株山人の投資徒然草 : 日銀の「謎のQT(量的引き締め)」を追う(2)
そして、なんと(1)では、データを示し、こう述べられています。
またもう一つ注目すべきことはFRBのB/Sよりも日銀のB/Sの方が
減少が速いことだ。
今年あと2回のFOMCで金利差はもう少し拡大するので為替をドル高に
動かす可能性もあるが、量的引き締めで円需給がタイトになることは
円高要因でもある。
実際にバランスシートを前年比で縮小した?日銀、前年比では縮小までは出来て
いないFRB?(しかし、利上げはやっている)、日銀が10年物国債の金利を
コントロールして利上げしないことばかりが、クローズアップされてますが
このようなところも見ておいた方が良い気がしました。
私の考えは、長期的な通貨の下落速度は、
高金利通貨 > 低金利通貨
高インフレ国の通貨 > 低インフレ国の通貨
であり、そこに収れんされていくだろうという考えは変えておりません。
たとえ、足元の為替がどうあろうとも。
私が小学生のころ、ドル円は300円でした。記憶にはないのですけど。
あと、リタイア、株クラ界隈でも、気にしてない人が多いが、国も企業も
個人?も外貨建て資産をたくさん持っていても、それって、将来の円転、
ドル売りの圧力なんですよねぇ。外貨準備もどきみたいなもの。だぶん。
では。