【投資】インデックスの減価について
こんにちわ。
通常の株式インデックスも、手数料分は、わずかとは言え、減価して
いくわけですが、レバレッジ商品特有の減価について見てみました。
実際にレバナスに投資されていて、そんなこと承知の上、という方や
気分を害される方もいるかと思いますので、適当にスルーして下さい。
やっている方を責めるわけでもありません。実例の1つに過ぎません。
レバナスの減価について、現時点(3/8)での評価をしてみました。
比較は、ナスダック100指数QQQと3倍レバのTQQQです。
比較の時期は、コロナ前のピーク と 3/8の朝(日本時間)です。
A)コロナ前ピーク B)現在(3/8) 上昇率B/A
QQQ 237.87 324.86 1.36(36%)
TQQQ 29.85 42.72 1.43(43%)
※例としてあげていますが、TQQQは日本の証券会社では購入できない?
読み取り誤差はあります。大きく間違ってたら言ってくださいね。
TQQQが43%の上昇、QQQが36%の上昇となっており、TQQQ
の方が上昇率は高くなっているわけですが、ここで考えるべきは、
後者はリスクを3倍取っているということです。
すなわち、リスクを3倍取っているにもかかわらず、リターンは
43/36=1.2倍にしかなっていないということです。
本来なら、3倍のリスクを取っているのだから、36×3=108%か
それに近いリターンが欲しいところですが、実態はそれから
大きく乖離しています。
つまり、約2年間の間にリーマンショックに遠く及ばないような
(いまのところ)
下落をたった2回経験しただけで、3倍レバは、元指数を少々
上回るようなリターンしか得られていないわけです。
長期的に見た場合、これは合理的なものと言えるでしょうか?
もちろん約2年間ですので、手数料の差やロールオーバーに
~先物(デリバティブ)を使っているかと?
よる差も含まれると思いますが、レバ特有の減価による影響を
大きく受けていると考えるのが妥当ではないでしょうか?
では、一括ではなく、積立はどうかという話になりますが
これは想像でしかないですが、やはり、積立てたものから
順に減価の影響を受けていくと思いますので、積み立てた
期間の半分くらいの期間は減価の影響は受ける気がします。
(平均というのが適正かどうかわかりませんが、平均的にみて)
短期で、何かのヘッジとして使ったり、自動売買の中で
組み込むのは、その非合理性をうまく説明できませんので
否定しませんが、少なくとも長期で持つような代物では
無いと思いました。
リスクというのは、それに見合うリターンに応じてとる
べきではないかと思います。
もちろんこれが完璧、最良というのは無いわけですが。
追記)レバナスをされている方、すみません。
私も、少しだけ買おうかな?なんて思ったこともありました。
過去も、タコ足配当に手を出してみたり、個別株でやられたり、ポイント
欲しさにFXや仮想通貨に手を出したりと、色々、失敗をやらかしました。
とにかく、怪しげな金融商品や金融派生商品が多いんです。
もしかしたら、今だに知らずに騙されたまま、持っているものが
あるかもしれません。。。
かく言う私ですが、普通のインデックスを投資信託とETFで
少しづつ、買い続けているわけですが、ごく一部を除いて、
ほぼ全て含み損となっています。偉そうなことは言えませんね。
しかし、これからが、積立&長期&分散の真価が問われると
思っています。今は10年間~の塩漬けを覚悟しております。
投入資金は、個別株や元持ち株会の株を、たとえ損をして
倒産しなければ良いけど。
でも、処分して作っていくつもりです。その場合、配当を
追いかけるのは、次第に止めていくということになります。
相当大きな投入資金が無いと、インカム、キャピタル両方を
取るなんてのは難しいと思っていますから。
もちろん、インデックスとはいえ、入れ替えを行うことが
あります。特にETFの方は。状況に応じて。
特定の商品を批判したり推奨したりするものではありません。
投資におけるご判断は自己責任でお願いします。
では。