【投資】物価連動債を売却
こんにちわ。
10年物の米国の物価連動債(TIP)を年末~先週にかけて全て売却しました。
10年のインフレ期待(予想)は、2%ちょっとと、足元のインフレ率7.5%
を全く織り込んでいません。一方で、10年物の国債利回りは、2%を超えて
きました。金利が少し動いただけで、債券価格に大きな影響を及ぼします。
もちろん、10年のインフレ期待が上がると価格が上がる仕組みの物価連動債
ですが、債権である以上、金利の影響を受け、下落が続いています。
債権利回りの上昇 ⇒ 債権価格の下落
これから、利上げが行われると(正確に言うと、金利を誘導するのだと
思いますが)債券価格、特に長期の債権価格ほど、下落幅が大きくなる
と考えられます。
TIPを売ったため、一時的にドル通貨が増えていますが、すこしずつ、
一時的な置き場としての金のETF(GLDM)や株式ETFに換えて行って
いるところです。株式を買う資金が無くなってきたため、仕方なく
という面が大きいです。
しかし、いよいよ、長期金利が上昇しても、インフレが抑えられなく
なってきたと市場が判断したら、10年物のインフレ期待も上がるはず
ですので、その時にはTIPの買戻しも考えます。
株式に比べて値動きは、緩やかなのですが、米国ということで、もろに
為替の影響を受けます。これは株や米ドルも同じですが。
私の頭の中は、インフレにどう対処していくか?しかありません。
年金生活者、リタイア者、我々リタイア予備軍は、資産をどう増やすか
ではなく、インフレから資産をどうやって守るかを考えていく必要が
あると思っています。年金、どうにもならんのかな。。。
債権価格が上がる(利回り低下) ≒ インフレが鎮静化の可能性
と考えますので、債券を持ってなくても、結果オーライです。
リスクオフで、一時的に株が暴落していたとしても。。。
いずれにしても、債券を持つなら、将来も、物価連動債かな?
株式、ゴールド、債券と、それぞれ、異なる動きをするので、
3つとも取り入れると分散効果が期待できます。
あるいは、私は持っていませんが、日本において検討余地がある
のは、10年物国債(変動金利)くらいでしょうか。
株式暴落からの保護ということであれば、債券が正しいのかも
しれませんが、私の関心はインフレからの保護ですので、株が
暴落しても、インフレから逃げられるのであれば構いません。
投資におけるご判断はくれぐれも自己責任でお願いします。
では。