【投資】ドクターカッパー(Cu)。
こんにちわ。
貴金属を含めた、商品価格(先物ですが)の下落がきついですね。
産業用メタルの代表として、Cu(銅:カッパー)の価格や、貴金属との
比率を取ったCu(銅)/Au(金)などが参考にされることがあります。
まあ、銅は、純粋な産業用メタルですので、その価格は景気を示す指標
の1つなわけです。産業の健康状態を測るバロメータですね。
ここのところの銅価格は、リーマンショックの時のように、暴落と
いってよい状況だと思います。
これを見ると、リセッションの可能性が高まってきた可能性があります。
銅は、このところの高値5ドル⇒3.3ドル以下まで暴落しています。
一方、米国の6月の消費者物価指数CPIが発表され、予測8.8%に対し、
9.1%(対前年同月比)となり、インフレ抑制が怪しくなってきてます。
つまり、高インフレ下で景気後退、この可能性も出てきた気がします。
ただ、他の商品価格も一時期よりは下がっているので、様子を見ていく
必要がありそうです。
問題は、株式が、どこまで、利上げやインフレを織り込んでいるか?
ですね。織り込み済みなら、株式は買いのような気もしますけど、
恐慌路線なら、また違った展開になると思います。恐慌回避なら、
また、QE、緩和をどこかでやり始める気がしています。本来、
(フリードマンによると)インフレとは商品価格の上昇ではなく
通貨の増量のことであり、その意味では、インフレは一旦収まっても
(通貨の増量の結果として、価格の上昇が起こります。)
また加速することになると思います。不換紙幣の宿命ですかね。
つまり、その必要性に応じて、お金を刷れば刷るほど、信用創造に
より、作られれば作られるほど、大きくなっていくということです。
インフレは、貨幣現象に過ぎないということです。
その貨幣現象の結果として、物価が上昇するという考え方です。
中国のロックダウンの反動による、物不足が、また起こるようなこと
になれば、これに、追い打ちを掛けそうで、怖いですね。
貨幣は増えるが、物がないという状態ですね。。。
供給ネックの物価上昇は早く解消してほしいものです。
株価が上がろうが下がろが、あるいは、金価格が上がろうが下がろうが
物価は上昇するというのは、ちょっとしんどいですね、短期的には。
では。