【雑感】株式を拠り所としたリタイアが多い
こんにちわ。
FIRE,セミリタイアともに、他のブログを読むと、投資、中でも
米国を中心とした株式投資を拠り所とした、(セミ)リタイアが
多いことに驚かされます。10年前には無かった現象です。
恐らく、この1、2年、とりわけ、コロナ後の株式投資環境の
良さもあって、そういう人も増えてきたのかなと思います。
中には、預金・現金は数百万円だけで、残りは、全て株式に
という方もおられます。
こういう、インデックスとはいえ、株式をベースにしたFIRE
は本当に持続的なのかな?と最近、考えるようになりました。
今、足元の株価は、多少ぐずぐずしている程度ですが、
株式市場が暴落する時は、50%オフは当たり前、恐慌クラスに
なると、80~90%オフということも有り得ます。
50%オフくらいは結構な頻度で起こっており、
・米国大恐慌(90%オフ)
・日本のバブル崩壊(80%オフ)
・ドットコムバブル崩壊(50%オフ)
・リーマンショック(50%オフ)
いくら、インデックスに投資しているといっても、これらに
出会った時に平然としていられる人は少ない気がします。
また、下げた時に買い増すという余力も気力も残っていない
のではないかと思います。切り崩すタイミングと暴落が
重ならないと言い切れるものでもありません。
私自身は、今現在(インフレに弱いとされる)預金や個人年金
が大半を占めています。
当時もそれほど大きな投資はしていませんでしたが、リーマン
ショックを知っている者としては、4%ルールを理屈では分かって
いても、株式への投資は、2割~多くても3割に留める予定です。
株が暴落している時に株から取り崩すのはメンタルが持たない
気がしています。若くて稼ぐ力のある人は気にならないので
しょうけど、年齢とともにリスク許容度は落ちてくると思います。
例えば、株式の部分をバランス型や元本確保型に変更するとか
そういうようにしていくのが自然な気がします。
あと、今まで米国が覇権を握ってきましたが、その前の覇権は
イギリスでした。これからの米国が、いくら移民を受け入れて
人口も増え続けているといっても覇権国であるとは限りません。
なので、米国一国への集中というのもカントリーリスクという
ものを背負うことになります。
株式(わずか200年の歴史です)への投資をメインに据えたFIRE
というものの危うさを感じているのは私だけでしょうかね。
それとも私自身のリスク許容度が周りに比べて低すぎるのか?
周り=FIRE関係ブロガーのリスク許容度が世間に比べ高いのか?
勇気あるなぁーと思います。
FIRE、セミリタイアのカテゴリで、千数百人程度、これに対し
労働者は数千万人、とても世間を代表しているとは言いがたい
特殊なカテゴリなのは事実でしょうねぇ。
あ、もちろん、株式が1日で50%落ちることはありません。
逃げ場はありますし、サーキットブレーカーというのがあります。
昔リーマンショックの頃だったか?サーキットブレーカーが
働いたのを見て恐れおののいた気がします。
投資は各人のリスク許容度に応じてやれば良い気がしました。
(もちろん、やらないという選択肢もあります)
では。